PSAグレード基準のわかりやすい解説【10段階+Qualifier完全版】
PSA鑑定に出す前に、誰もが気になるのが「自分のカードは何点つくのか?」。この記事では、PSAのグレードがどういう基準で決まるのかを、判定の4大要素 → 10段階の目安 → Qualifier(サブ評価)→ セルフチェックの順で整理します。
グレードを決める4大要素
PSAの鑑定士は、主に次の4つの観点でカードを見ています。
| 要素 | 見られるポイント | よくある減点例 |
|---|---|---|
| コーナー(角) | 四隅の尖り・潰れ | 白かけ、角の丸まり |
| エッジ(縁) | 縁の欠け・毛羽立ち | 側面の白い欠け、裁断ムラ |
| 表面 | キズ・凹み・印刷状態 | 擦りキズ、印刷スジ、指紋、クラウド(曇り) |
| センタリング | 絵柄の中央寄せ具合 | 枠の左右・上下の余白のズレ |
このうち初心者が見落としやすいのがセンタリングです。カード自体は完美品でも、印刷時点で枠がズレていればPSA10は取れません。目安として、PSA10には表面でおおよそ55/45〜60/40以内のズレに収まっていることが求められます(数値基準は目安であり、最終判断は鑑定士によります)。
10段階グレードの目安
| グレード | 呼称 | ざっくり言うと |
|---|---|---|
| PSA 10 | GEM MINT(ジェムミント) | ほぼ完璧。四隅鋭利・表面クリーン・センタリング良好 |
| PSA 9 | MINT(ミント) | ごく軽微な難が1つある程度。肉眼ではほぼ完美品 |
| PSA 8 | NM-MT | よく見ると小さな白かけや軽微なズレがある |
| PSA 7 | NM | 小さなキズ・白かけが複数。それでも美品の部類 |
| PSA 6 | EX-MT | 目に見えるキズや擦れがあるが、大きな損傷はない |
| PSA 5 | EX | 角の丸み・表面の摩耗がはっきりわかる |
| PSA 4以下 | VG-EX〜PR | 折れ・大きな傷・汚れなど。思い出のカード向け |
市場ではPSA10とPSA9の価格差が特に大きいのが特徴です。同じカードでも数倍の差がつくことは珍しくありません。「9でも十分きれい」なのに価格差が生まれるのは、PSA10の希少性がコレクション需要と直結しているためです。
Qualifier(サブ評価)とは
グレードの数字に加えて、特定の欠点を示すアルファベットが付くことがあります。代表的なものを挙げます。
| 表記 | 意味 | 内容 |
|---|---|---|
| OC | Off-Center | センタリング不良。他が良くてもズレが大きい |
| ST | Stain | シミ・汚れがある |
| PD | Print Defect | 印刷起因の欠陥(インク欠け・印刷スジなど) |
| MC | Miscut | 裁断ミス |
| MK | Marks | 書き込み・スタンプ跡 |
Qualifier付きのグレード(例:「8 OC」)は、同じ数字のQualifierなしより市場評価が下がるのが一般的です。提出時にQualifierを付けない設定(その場合は欠点込みで数字が下がる)を選べることもあるため、提出フォームの設定はよく確認しましょう。
提出前セルフチェックリスト
ライトを当てながら、次の順番でチェックすると見落としが減ります。
- 四隅をルーペで見る——白かけ・潰れはないか(裏面の角も忘れずに)
- 縁を一周なぞるように見る——欠け・毛羽立ちはないか
- 表面を斜めから光に当てる——擦りキズ・凹み・指紋が浮かび上がります
- 枠の余白を左右・上下で見比べる——センタリングのズレ確認
- 裏面も同じ手順で——裏面の状態もグレードに影響します
スマホのライトを低い角度から当てると、表面の微細なキズが見えやすくなります。このセルフチェックで「PSA9〜10が狙えそうか」を判断してから提出すると、鑑定料のムダ打ちを減らせます。具体的な損益の考え方はPSAに出すべきカードの見分け方5つへ。
グレードを守るのは「提出前の保管」
ここまで読むとわかる通り、グレードは提出前の保管状態でほぼ決まります。引き出しに裸で入れていたカードと、スリーブ+ローダーで保管していたカードでは、スタートラインが違います。
- 普段のコレクションはスリーブ+硬質ローダーで物理ダメージを防ぐ
- 飾るならUVカットで退色を防ぐ(蛍光灯の紫外線も長期では影響します)
- 高温多湿を避ける(反り・シミの原因)
カード名や購入価格を書き込めるメモ付きで、コレクション管理と保護を両立。将来PSAに出すかもしれない1枚の「現状維持」に。飾る場合はUVカットスリーブ(別売)との併用がおすすめ。30日間保証付き。
本記事は一般的な情報の整理です。実際のグレード判定はPSAの鑑定士が行うものであり、本記事の基準は結果を保証するものではありません。最新の基準・サービス内容はPSA公式サイトをご確認ください。
