PSAグレード基準の解説【センタリング・表記の読み方】
PSAのグレードはカードの複数の状態を総合して判断されます。この記事では、確認する場所、センタリングの基準、ラベル表記の読み方を整理します。自己チェックだけで取得グレードを確定することはできません。
状態を確認する4つの観点
| 観点 | 確認すること |
|---|---|
| コーナー(角) | 白かけ、潰れ、丸まり |
| エッジ(縁) | 縁の欠け、摩耗、裁断の状態 |
| 表面 | キズ、凹み、シミ、印刷の状態 |
| センタリング | 上下左右の余白の比率。表面と裏面を確認 |
PSA10のセンタリング基準
2026年9月10日に確認したPSA公式グレード基準は、PSA10について表面はおおむね55/45以内、裏面は75/25以内と説明しています。比率は相対する余白のバランスで、中央から何mmずれたかという単一の距離とは異なります。
この比率を満たすだけでPSA10になるわけではありません。印刷、角、表面なども評価され、全体の見栄えによる鑑定士の判断もあります。枠が少しずれているだけで必ずPSA10を取れない、とも断定できません。
グレードの呼称と目安
以下は大まかな理解のための表です。個々の欠点とグレードは一対一には対応しません。詳細は公式基準を参照してください。
| グレード | 呼称 | 大まかな目安 |
|---|---|---|
| 10 | GEM-MT | ほぼ完璧な状態 |
| 9 | MINT | ごく軽微な難があり得る状態 |
| 8 | NM-MT | 近くで見ると軽微な難がある状態 |
| 7 | NM | 軽い摩耗などがあり得る状態 |
| 6 | EX-MT | 摩耗や表面の難などが見られる状態 |
| 5 | EX | より明確な摩耗などが見られる状態 |
| 4〜1 | VG-EX〜PR | 難の程度に応じた評価。低評価でも収集上の価値は別にある |
Qualifierなどの表記を読む
過去の鑑定ラベルなどには、OC(センタリング)、ST(シミ)、PD(印刷の難)、MC(裁断)、MK(書き込み)といった補足表記が見られます。これらを、現在すべて選択できる申込オプションと考えないでください。
現在の公式基準ページでは、Qualifierのほか、数値評価が付かない理由も別項目で説明されています。過去ラベルの表記と現在の受付区分は区別し、不明点はPSAに確認しましょう。Qualifierを付けない設定を必ず選べる、という案内はしていません。
提出前のセルフチェック
- 四隅を確認し、裏面の白かけや潰れも見る
- 縁を目で追い、欠けや摩耗を見る
- 光の角度を変え、表面のキズや凹みを見る
- 表裏の上下左右の余白を比べる
カードをこすったり加工したりして状態を変えようとせず、気になる点を記録します。目視で分からない難もあるため、PSA9やPSA10を前提に費用を決めないことが大切です。グレード別の損益の考え方も確認してください。
提出前後のカードを保管する
保管は新たな傷みを減らすために役立ちますが、製造時の印刷や裁断状態を改善するものではありません。サイズの合うスリーブとローダーを使い、直射日光や高温多湿を避けます。
保管用の硬質ローダーと提出用のカードセイバーは用途が異なります。提出時は公式梱包ガイドに従ってください。
カード名や購入価格を記録しながら保管するための硬質ローダーです。鑑定への提出用ではありません。追加の紫外線対策には、対応サイズを確認したUVカットスリーブ(別売)も選べます。30日間保証付き。
本記事はZECTによる独立した解説で、PSAの公式資料ではありません。グレードや市場価格を保証するものではありません。
